楽しく見なおす言葉づかい、子笑オリジナルのゲームでSST!

梅雨入りの発表もあり、蒸し暑さが身体に堪える時節となりました。

みなさんも体調を崩さぬよう、どうかご自愛ください。

さて今回のブログでは、子笑のプログラムのひとつである「SST」を紹介したいと思います。

SST(Social Skills Training)って、なに?

みなさんは「SST」ということばを聞いたことがありますか?

略さずにいうと「ソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training)」。

「ソーシャルスキル(Social Skills)」とは、ほかの人とうまく関わっていく力のことで、言葉づかいや立ち居振る舞いがこれにあたります。そして、それらのトレーニングが「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」です。

発達障害をお持ちの方のなかには、他者とのコミュニケーションが苦手という方が多くいらっしゃいます。

SSTに取り組むことで、コミュニケーションのコツをつかんでいくことが期待できます。

楽しみながらSST 言葉づかいのトレーニング「ちくふわゲーム」

言葉づかいを楽しく身につけてほしい!

そんな職員の思いから、子笑オリジナルのゲームが生まれました。

その名も「ちくふわゲーム」。

言われると傷つく「ちくちく言葉」と、言われるとうれしい「ふわふわ言葉」を題材にしたカードゲームです。

材料集めも含めて、せっせと製作すること約1週間。

「楽しんでくれるかな…?」とドキドキしながらの、子どもたちへのお披露目です。

「カードを一枚引いて、書いてある言葉を右どなりのお友だちにいいます。」

「言われたお友だちは、その言葉をちくちくレベルかふわふわレベルで判定します。」

「言ったお友だちは、レベルの数だけポイント(石)を獲得!」

「最後にふわふわポイントが一番高かった人が勝ちっ!」

職員の説明を、子どもたちは真剣に聞いてくれていました。

そしてゲームスタート!

「えぇ……。あ…アホ。」

「……バカ。」

ちくちく言葉を引くと、ためらいながら口に出す子どもたち。

口に出した時のイヤな感じを味わうことも、このゲームの1つのねらいです。

「じょうずだね!」

「がんばって!」

ふわふわ言葉が出てきた時には、言われたほうだけではなく、言ったほうもうれしそう。

「ふわふわポイント、3ポイント!!」

かけられた言葉を判定するのも、気持ちを相手に伝える練習になります。

「あっ、チャンスカード!」

言葉を自分で考えるチャンスカードは、ちくちくポイントを返上する絶好のチャンス!

「うーん……漢検、がんばったね!」

学校で漢検を受けたばかりのお友だちへの、オリジナルのふわふわ言葉が生まれました!

そしてゲームが終わると……。

「楽しかった!」

「またやりたい!!」

子どもたちから職員へ、最高のふわふわ言葉をいただきました……!

子笑のSST

子笑では今回のようにゲームを使った方法のほか、ワークシートやロールプレイなどの方法も組み合わせて、飽きずに楽しく取り組めるSSTを提供しています。

また、お子さんによっては、SST中の体験が負担になる場合もあるため(ちくちく言葉を言われて、過去にあった嫌な経験を思い出すなど)、一人ひとりにあわせてプログラムの内容を選定し、無理なく取り組めるよう配慮しています。

 

ご利用をご検討のお子さま、保護者様、関係機関様、子笑のプログラムや自立課題をぜひご見学にいらしてください。

放課後等デイサービス子笑   川畑

東京都あきる野市油平87-3 シャルマンルーフ2F

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