5領域の支援を受けながら成長し、社会に羽ばたいていくお子さんたちの姿

春の訪れとともに、新たな一歩を踏み出す季節がやってきました。

この春、私たち放課後等デイサービス子笑からも3名の卒業生が巣立っていきます。

初めて出会った幼かった日のことを思い出すと、今の皆さんの成長ぶりに驚かされます。

笑顔や涙、挑戦や達成・・・

たくさんの思い出がよみがえります。

今回のブログは自閉症や発達障害のお子さん達の放課後等デイサービス卒業後の進路についてお届けしたいと思います。

放課後等デイサービスを利用しているお子さん達は、やがて卒業し、それぞれの道を歩んでいきます。特に、障害者雇用や福祉的就労を目指すお子さん達にとって、放課後等デイサービスでの経験は大きな意味を持ちます。今回は、5領域の支援を受けながら成長し、社会に羽ばたいていった子笑先輩卒業生の現在の様子をご紹介します。

放課後等デイサービス子笑では、お子さん達の自立を支えるために5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)の支援を行っています。

【1. 5領域の支援が未来につながる】

 ①健康・生活 ・・・基本的な生活習慣を身につける

 ②運動・感覚 ・・・体を動かすことで仕事に必要な持久力や集中力を養う

 ③認知・行動 ・・・問題解決力やルールの理解を深める

 ④言語・コミュニケーション ・・・職場での意思疎通の力を高める

 ⑤人間関係・社会性 ・・・協力する力や社会のマナーを学ぶ

これらのスキルは、働く上での土台となり、将来の就労を支える大切な力になります

【2. 放課後等デイサービスを卒業したお子さんたちの進路】

実際に放課後等デイサービスを卒業し、障害者雇用や福祉的就労に就いた子どもたちはどのような道を歩んでいるのでしょうか?

★ Aくん、20歳の事例 → 特例子会社で事務の仕事へ

Aくんは、小学生から電子機器の操作が得意でした。子笑のプログラムで事務の基礎や社会性を身につける練習を続けてきた結果、特例子会社の事務補助として就職。

今、どんな仕事をしているのかお話しを伺いました!

Aくん:「不動産業の会社でパソコン操作が必要なスキャンやインデックスシールを目印に合わせる作業をしています。会社の人がみんないい人で、よく話しが盛り上がるし会社もやりがいをもって行かれてます。子笑でやっていた感情コントロールのプログラムとか、手先を使う作業・分類作業は今の仕事にいろいろ活かされていると思います。」

★ Bさん、22歳の事例 → 就労継続支援B型で製菓づくりを担当

Bさんは、細かく丁寧な作業が得意。子笑では、いつも裁縫やステキな創作活動をおこなっていました。また、決まった流れの中で作業するトレーニングを重ね、少しずつ「作業の見通しを持つ力」を育てました。卒業後は就労継続支援B型でお菓子づくりに取り組み、「クッキーやマフィンをつくるのが楽しい!」とやりがいを感じています。

Aくん、Bさんが元気に活躍していることがとっても誇らしく、大変うれしく思います!

【3. 社会に出るために大切なこと】

卒業後にスムーズに社会へ移行するために、放課後等デイサービスでの経験を活かしてほしい・・・

 働くことをイメージする ・・・職業体験や作業学習を通じて、どんな仕事が向いているのか知る

 生活習慣を整える ・・・朝起きて、決まった時間に行動する習慣をつける

 コミュニケーションの練習 ・・・「挨拶」「報告・連絡・相談」など、職場で必要な言葉を使う機会を増やす

子笑ではこれらを養う就労スキルプログラムやグループワーク、SSTなどを提供しています。

【4. 最後に】

放課後等デイサービスは、子どもたちが社会に出るための「準備の場」です。一人ひとりが自分に合った道を見つけ、自信を持って未来へ進めるように、私たち放課後等デイサービス子笑はサポートを続けていきます!

 

 

放課後等デイサービス子笑   徳永

東京都あきる野市油平87-3 シャルマンルーフ2F

042-550-7185

 

 

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