シンボルはあんしんへの道しるべ
今回は、子笑の自立支援課題から、「シンボル形成」のプログラムをご紹介します。
自閉症のお子さんたちに向けて
①認知力やさまざまな概念を育てる
②コミュニケーションに活用する
ことを目的に提供しています。
シンボルとは?
シンボルとは、ある物を別の形で表したものです。
迫力のある実写のトラと、かわいいイラストのトラは別物ですが、どちらも同じ「トラ」と認識できます。
この概念をシンボル化、といいます。
シンボル絵カード
実写のトラと、イラストのトラをマッチングさせるプログラム。
実写もイラストも同じトラですよ、という認知を深める練習をします。
発達段階に合わせ、動物の種類や数を増やしていきます。
実写とイラストで分けたり、大きい動物、小さい動物といった概念で分けることもできます。
最初はパンダのイラストしかわからなかったお子さんも、今では動物の違いを認識し、すべてのカードをマッチングさせることができるようになりました。
概念を広げて、コミュニケーションにも活用していきます。
シンボルはあんしんへの道しるべ
ピクトグラムや地図記号など、わたしたちは普段からたくさんの「シンボル」をつかっています。
言葉でなくても「シンボル」という道具をつかって、自分の言いたいことを、わかりやすく人に伝えるコミュニケーションの手段に活用したり、視覚的な手がかりで見通しを立てたりします。
生活に役立つシンボル
初めて行った場所でトイレに行きたくなったら、トイレのシンボルマークを探しませんか?
街中で見かけるエレベーターやトイレ、実写とシンボルマークのマッチング。
文字や意味が理解できるお子さんには、文字とシンボルのマッチングを提供しています。
シンボルは自分の意思を伝える大切なコミュニケーションツールでもあり、ものごとを視覚的に知るあんしんへの道しるべでもあります。
プログラムを通じて、おこさんたちの生活に役立つことが増えていきますように・・・
あきる野市で放課後等デイサービス利用をご検討されているお子様、保護者様の見学を承っております。
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放課後等デイサービス子笑 徳永