自閉症のお子さんにもわかりやすい避難訓練
自閉症や発達障害のお子さん達が通う子笑では、
毎年2回、避難訓練を実施しています。
今回は避難訓練のねらいと実際の避難訓練の様子についてお伝えしたいと思います。
避難訓練のねらい
●児童からみたねらい
・災害が発生した際に、安全な場所に逃げられるよう、職員の指示を理解し、
安心して行動できるようにする。繰り返し行うことが大切です
●職員からみたねらい
・実際の災害が起きた場合でも、冷静な判断ができるようにする
・自閉症や発達障害児の障害特性に合わせた避難方法を考え、指示を出す
・避難訓練を繰り返し行い、避難時の問題を把握・改善をしていく
●保護者からみたねらい
・災害発生時、事業所との情報を円滑に行い、パニックを防ぐ
(保護者の緊急連絡先をチェックし、電話番号やメールアドレスに変更等がないか再確認を行う)
三つのねらいを踏まえ、今回は地震発生から、火災を想定した避難訓練を行ないました。
事前学習
全ての児童が参加できるよう、特性や理解度に応じて学習しました。
理解度にあわせ、紙芝居形式で緊急時にどんな行動をとればいいのかをクイズ形式で確認しました。
地震発生!
そして、訓練本番・・・
職員『地震だ~地震だ~』の掛け声に、頭を守る行動ができていました。
地震発生後、火事が発生!
職員『火事がおきました~グラウンドに逃げます!』の掛け声に、ハンカチで口をおさえて姿勢を低く・・・
自立支援課題を夢中でやっているお子さんもいましたが、視覚提示で伝えると、切り替えができ
みんなスムーズにグラウンドへ避難することができました。
『お・は・し・も』‼
最後に・・・「おはしも」を再確認しました。
職員「おはしも」を覚えているかな?
児童「はーい!」みんな手をあげて・・・
児童【お】「おさない」
児童【は】「はしらない」
児童【し】「しゃべらない」
児童【も】「もどらない」
みんなしっかり覚えていました。👏👏
みなさん落ち着いて、安全に避難することができました。
※当日に通所されていなかったお子さんは、個別で避難訓練を実施しております。
ご見学の際は、感染症予防対策のご協力をお願いいたします。
放課後等デイサービス子笑 沖吉
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