子笑1年の振り返り
暖かな陽の光ととともに、小さな虫やかわいらしい花草を見かける季節となりました。
さて、今回は3月のブログということで1年の振り返りとして【実習生の受入れ】と【明星大学の研究の協力】【あきる野学園の先生が子笑に見学】【BWAP2(就労アセスメントツール)の活用】についてご紹介したいと思います。
【実習生の受入れ】
明星大学心理学部心理学科の実習生を受け入れることになった経緯として、日本行動分析学会の理事をされている明星大学心理学部心理学科の竹内教授より独自に開発された『児童用行動機能アセスメントスケール(BAC)』の研修を受ける貴重な機会がありました。
研修後に子笑の支援の様子を竹内教授が見学され「総じてよい!」「ここまで考えて対応していることはスゴい!結果がでている!」と嬉しい評価をいただき(^-^)
将来、社会で心理の専門家として活躍される学生さん達の育成の場となる実習のお話をいただいたのがきっかけです。
明星大学の実習生さんは、個別のスケジュールを自分で確認し、自ら各活動に取り組んでいる様子から、児童一人ひとりのスケジュールの提示方法やプログラムの組立ての違い、環境設定、支援の根拠や意味合い、職員の対応など積極的な質問が多くあり、私たち職員にとっても学びの場となり、今後も実習生の受入れをしていきたいと考えてます。
【明星大学の研究に協力】
児童は成長過程での身体的な変化や、就学・進学など環境の変化も多く、児童の課題に対して『児童用行動機能アセスメントスケール(BAC)』を用いて、保護者様の同意を得た上で研究に協力をしました。
今後は、子笑の支援がより充実できるようにしていきたいと考えています。
【あきる野学園の先生が子笑に見学】
障害特性や学習スタイル、発達段階に合わせて環境を設定し、個別のTEACCHプログラムに取り組んでいる児童の様子を見学され、先生から「子笑で机に向かい落ち着いて課題に取り組めている。驚きました。」と大変嬉しいお言葉をいただきました(^-^)
今後も子笑の理念にある
「障害特性を踏まえ一人ひとりに合った生活習慣を身につけることを支援し、社会生活の幅を広げる!」
「発達段階を踏まえ、集団生活の中でコミュニケーション力を高め、将来までを見据えた社会生活の支援をする!」
を職員みんなで力を合わせ、支援の質・量・継続性を常に考えて支援していきます!!
【BWAP2(就労アセスメントツール】について
最後に、上記の理念を踏まえ、子笑では12歳から成人までの知的障害、学習障害、情緒障害、自閉症、てんかん、身体障害など、障害のある人の職業適応力をアセスメントするツールとして取り入れました。
子笑ではハードスキル(作業能力)・ソフトスキル(身だしなみや時間管理、人とのコミュニケーション能力など)をBWAP2を活用してアセスメントし、将来へ向け働くうえでの強み(できること)と課題(これから練習や支援が必要なこと)を整理し、障害特性や発達段階に合わせて、新たなプログラムとして提供しています。
~年度末のご挨拶~
保護者の皆さま、関係機関の皆さま、今年度も子笑の運営にご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
これからも、児童一人ひとりの「できた(^-^)☆」「楽しかった(^-^)♬」「またしたい(^-^)♡」と笑顔がたくさん見れるよう
根拠をもった個別支援を大切にし、集団活動の場を活かした支援をしていきたいと思います。
来年度も、よろしくお願い申し上げます。
子笑では感染症拡大防止のため、職員のワクチン接種・消毒・児童職員のマスク着用・手指消毒を実施しております。
ご見学の際は、感染症予防対策のご協力をお願いいたします。
放課後等デイサービス子笑 児童発達支援管理責任者 出浦
東京都あきる野市油平87‐3 シャルマンルーフ2F