「自分で選びたい」自己決定を育てるおやつ選び

「自分で選び決定する機会を増やしていく」

 

今回は子笑のおやつ選びプログラムをご紹介します。

子笑で提供しているおやつは、親御さんからのお話しをもとに職員がメニューを決めていました。

自分の意思を伝えることが苦手なお子さんに、周りの大人や支援者が良かれと先回りして、物事を決めてしまうことがあります。

それぞれの特性で、いつも同じおやつがいいお子さんや、意思表示が難しいお子さんもいらっしゃいます。

しかし、(自分では選べない)そういった先入観をもたずに、自分の好きなおやつを選べるよう支援していきたいと考え、「おやつ選びプログラム」をスタートしました。

 

 

文字理解ができるお子さんには、メニュー表を提示し、自分で注文書に記入できるようにしました。

写真を見て理解できるお子さんには写真で提示し、指差しで意思表示できるようにします。

お子さんに合わせて、いろいろなタイプの注文書を使っています。

おやつ選びプログラムを導入したのちの変化

・チョココロネしか食べなかったM君。

 写真のメニューをみせたところ、自分の意思でピザパンを選ぶようになった。

 いつも同じではなく、他のおやつを選ぶことができて好みが広がりました。

・実はあんぱんが好きだったS君とMさん

 先入観で子どもはあんこが苦手と思っていましたが、あんぱんが好きなお子さんは多かったです。

・受動的で何ごとも自分の意思で決めることがむずかしいY君。

 Y君はなかなか自分でおやつを選ぼうとせず、「なんでもいい・・・職員が選んだのでいい。」を繰り返していました。選択することがとても苦手です。

自己決定、意思表示ができることは、とても大切なスキルですが、おやつ選びから練習になればとメニューの範囲を二択、三択と徐々に広げていきました。

5か月ほど練習し、今では自分の意思で食べたいものを決めることができるようになりました。

ほかにも様々な場面で自分で決定する機会が増えています。

・ブロックかぬり絵を選ぶ ・係決めを選ぶ ・座席位置を選ぶ など

「じぶんでえらんだおやつは、おいしいねー☆。」

日々、成長している子笑のお子さんたちの様子をお届けしました。

 

 

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あきる野市 

放課後等デイサービス 子笑  徳永

 

 

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