子笑の研修 「お子さん一人ひとりに寄り添うために・・・その行動を理解し支援に活かす」
今回のブログは、明星大学心理学部心理学科の竹内教授より、二回にわたり行動分析の研修を受講したお話しをご紹介します。
研修のタイトルは「気になる子どもの行動理解と対応」~理解し、考え、支援に活かす~です
支援をおこなっている中で、お子さんたちは様々な行動を起こします。
時に、不適切行動といわれるような自傷や他害行動を目の当たりにするのも珍しくありません。
そういう時に、わたしたち支援者はその行動だけを見て「これは問題だ!」とネガティブに捉えるのではなく、その背景にどのようなことが原因になっているのかを考える必要があります。
お子さんたちの増やしたい行動、減らしたい行動を観察し、具体的・明確に定義し、ABA(応用行動分析)によるアセスメントをおこない、その理由を見つけていきました。
竹内教授の研修では、BAC『児童用行動機能的アセスメントスケール』を使い、行動の理由を
●物や活動の要求
●注目要求
●逃避・回避
●感覚刺激
●阻止
に分類できるようになっています。
その行動自体を止めようとするのではなく、理由を見つけてそこにアプローチしていく考え方です。
お子さんたちの行動一つひとつには、理由があるということを職員皆で再認識し、支援目標・手立て・根拠を考え出し支援を実践しました。
今回の研修に基づき、注目要求のあったお子さんの事例を考察し、支援を組み直した結果、とても落ち着いたケースがありました。最近では適切なコミュニケーションが増え、ほめられることが多くなっています。
不適切な行動があったとしても何かの理由、意図がありそれらを全部なくすように抑制するのではなく、支援者が代替行動を教え、環境設定を変えることで様子は大きく変化することを実感しました。
竹内教授、ありがとうございました!
今後もより良い支援が提供できるよう実践してまいります。
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